誰もが安心して過ごせる学童保育の役割

学童保育はどんな場所で何をするところなの?

「放課後児童クラブ」とも呼ばれていて、昼間、保護者が不在で面倒を見てくれる大人がいない小学生を放課後や長期休暇中に預かってくれる取り組みのことをいいます。大人のスタッフがいて、小学生は宿題をしたり、お友達と遊んだり、おやつを食べたりして過ごすことができる場所です。市町村が直接運営している場合と、父母会や民間の会社などが運営していることがあります。保育料は、月額4千円から8千円程度が多いみたいです。なかには夜8時くらいまで開いていて、夕食まで出してくれるところもありますよ。小さい時は保育園に通っていて、小学生になったら学童保育に変わるお子さんもいます。

誰でも希望すればすんなりはいれるの?

実はいくつかの壁があります。最初の壁は、保育園を卒園して小学校に入学する時です。保育園同様に待機児童がいて、入学したばかりの子供にお留守番をさせることが心配で仕事が続けられなくなる「小1の壁」といわれる問題です。以前は、「小学校に就学している10歳未満の児童」となっていたので、小4になると学童保育に通えなくなる子供がでてきました。このことを「小4の壁」といい、悩む保護者は、なるべく子供だけで留守番させないように塾に行かせるなどして対応していました。2015年の法律改正で、「小学校に就学している児童」となり、小学生全体が対象となりました。「小4の壁」という問題がクリアされたかのように思えるけど、まだまだ問題は山積しています。高学年の子供も利用しやすくなった反面、以前と比べて、共働きの家庭が増えたことで注目が高くなり、入りたくても入れない待機児童は増える一方です。これまで以上に、低学年の需要も高まっているので、なるべく早い段階で低学年も高学年も利用できる環境を整備してほしいものですね。

社会の支援があってこその子育て

公営の学童保育の利用料は、月額8千円以内で済むケースが多いので経済的にもありがたいです。しかし、保護者の仕事によっては預けられる時間帯や場所の利便性などの問題で、公営の施設をあきらめることも多々あります。どうしても、生活スタイルに合わせると高額な民間企業の施設を選ばざるを得ないケースもあります。最近、国が「放課後総合プラン」を掲げ、学校や校庭を開放して地域の大人との交流、文化活動やスポーツなどが体験できる「放課後子ども教室」との一体運営を進めたりしています。保護者の力だけでなく、社会の支援があって始めて、安心して健全な子育てができる環境が整備することができると思います。小学生や子育て中の保護者の方たちが、子供の放課後の居場所を心配しないで、安心して楽しく過ごせる環境がどんどん増えるといいですね。

ピックアップ記事一覧